刺身の「つま」の存在理由とは
お刺身を注文すると、必ず「つま」がついてきますよね。
お店だけでなくスーパーで購入するお刺身にも、大根などで作られたつまが敷いてあります。
お刺身の「つま」には、一体どんな意味があるのでしょうか?
詳しく解説していきます。
▼刺身の「つま」の意味
「つま」にはお刺身全体の見栄えを良くする「飾り」の意味ももちろんあるのですが、最も大きな意図は「殺菌作用」です。
日本は新鮮な魚がとれる国ですが、昔は今ほど保存環境が良くなかったので、生魚を食べる時にはどうしても食中毒のリスクがありました。
そうした危険を回避するために、抗菌作用のある大根などの食材を添えたのが「つま」の始まりです。
■大根以外の「つま」もある
「つま」として最もオーソドックスなのは大根ですが、実は「つま」は「料理の添え物」という意味の言葉ですので、大根以外のつまも存在します。
たとえば人参やワカメなども、「つま」としてお刺身に添えられていることがありますよね。
ワサビもお刺身には欠かせませんし、高い抗菌作用があるという意味でも「つま」としてふさわしいと言えます。
■「つま」は食べても良い?
お刺身に添えてある大根や人参などは、元々食べられる食材ですので食べていただいても問題ありません。
実際、つまを召し上がる方は意外と多いんですよ。
お刺身と一緒に食べるとシャキシャキとした食感を楽しむことができ、口の中もさっぱりします。
酒菜・味彩 ためきちでご提供している「つま」も、見栄えだけでなく味や食感にもこだわった切り方をしています。
お刺身をご注文の際は「つま」の部分もご堪能ください。
▼まとめ
「つま」は必ずしも完食していただかなくても大丈夫ですが、口直しなどにご利用いただくと次のお料理も美味しく楽しめます。
今までは残していたという方も、次回はぜひ食べてみてはいかがでしょうか。